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名古屋見聞録:4

通学路の標識

先日、中村区役所周辺を巡礼した折り、とあるマチナカに祠があった。
よく見ると街路灯もあるし、祠の下には物入れもあるし、手造り風の質素な祠だったが
近所の人達からは手厚くされている感じで何か微笑ましかった。
その時はその光景を見ただけでまた次の神社に向かって忘れていた。
後日その時撮った写真を整理していたら思わぬものに目がいった。
それは何かと言えば街のいたる所で見かける通学路の標識。黄色のバックに
手を繋いだ兄妹のイラストが黒色のシルエット風に描いてあるアレ。
普段誰でも見ているアレ。

その標識、よく見ると何かヘン。まず、小学生の低学年と思われる
半ズボンを履いたお兄ちゃんが今どき何で学生帽子をカブッテいるの。
私のことを言って恐縮だが、今から40数年前の私の小学生の時分にもこんな帽子を
カブッテいるヤカラはほとんどいなかった。さらに幼稚園にも上がっていないような
女の子が何か小太りで今風の子に見えない。何かヘンだと思ったのは
そのことだったんだ。今の兄妹の中で標識みたいな兄妹を探そうと思っても
全然見つからないのではないか。(私が勝手に思うところ、兄妹1000組中に
1組いるかいないかの国宝級の貴重さだということ)要はこの感じの兄妹を
探そうとするなら戦前の昭和ひと桁まで遡らないとまず見つからないということ。
要はこの道路標識は時代遅れのポンコツ品ということだ。

HPで「通学路の標識」という項目で検索してみた。するとドイツの通学路の標識が出てきた。
日本と違って気丈な姉が頼りない弟を連れて行くといった感じで何かお国柄を感じさせる。
イタリアのは中学生ぐらいの男の子が小学生の女の子と一緒に手をつないで
駆け抜けているといった感じ。スイスのはイタリアと同じシチュエーションで
手をつないでいない図柄。どの国もあんまりたいしたことない。しょうがないので
私も参戦することにした。結果は騒ぎたてた割に全然たいしたことないものしかできなかった。
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写真1:これが問題の通学路を表わす標識と街に残された祠。
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写真2:期待倒れに終わってしまった私が作った標識がコレ。
by tomhana193 | 2005-12-19 17:25


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